何度か奈良の東大寺周辺にはいった事があるけど、街から近い所にこんな綺麗で気持ちいい場所があっただなんて知らなかった。
春日山原生林
今回はただ歩くのでなくずっと参加してみたいと思っていた
『森の案内人』庭師の三浦さんのツアーに参加して来ました。
三浦さんのツアーは今回で2回目。
FBで友達がシェアしていたのが知るきっかけになりました。毎日樹や森や草花の綺麗な写真をUPされていて見ているだけでも楽しいんだけど、HPや連載されている『木のみかた』が興味深くていつか会ってみたいと思いました。
初めて参加したのは長谷寺の桜終わり掛け・牡丹開花前で何もないよっていわれた時期だったけど、1時間もあれば見終わる場所を4時間程掛けて案内してもらいました。
樹の種類や草花だけでなく、歴史も教えてくれます。本当に木や森が『好きなんだなぁ』というのが全身から伝わってくる方です!
なんでも聞いてください、わからないことは無視します(笑)って言ってましたが、質問した事は全て答えられていました。
今回は春日山原生林〜若草山を一日かけて周りました。
丁度藤が綺麗な時期で、藤棚のイメージしかなかった藤が自然に育っている原生林の藤の姿は、なんというか自由奔放なのもいれば、魔女屋敷に誘いこむようなちょっと怖い姿や『それはちょいと隣の人に迷惑でないかい』というぐらいに巻きついてたりとアートのような藤。
木々が生茂ってる場所で一本だけ飛び抜けてしまったノッポさん。光を求めて頑張ったのはわかるけど、風の抵抗受けまくり。
光があまりいらない榊はそんな後ろにピタッとくっつかなくてもってぐらい他の木の日陰いて何だか二人羽織みたい。
大っきくなりたいけど、先輩方がいる為、成長をなるべく抑えて待っている木。
他にも色んな姿をしていたり、場所が変われば、木は違う。
それには理由や意味がある事を説明を受けていると1本1本にストーリーがあるんだろうなぁと考えると、森に入るのが更に楽しくなってしまいました。
木の種類を覚えたいのですが、あまりにも色んな種類の木があり、葉っぱは上の方…樹皮だけで分かるわけがなく、聞けば聞くほど、みんな混乱していました(笑)
木の種類を見て分かるのは途方に暮れそうですが、一緒に歩くだけで、今まで見てきた物が変わる気がしました。
三浦さんは木と話せます。木の前に立って何かを見てるのか調べてるのかはわからないけど、何を見たんですか聞くと話してましたとの事。でも本当に喋れるんですなんだかそんな気がします。そんな素敵なガイドさんです。
難しい事も沢山あるけど、分かりやすく説明をしてくれるので聞いていて興味が湧いてくる。
多分教室で生態系とか話されると寝てしまっている気がします。実際に木を見ながら、その場で聞くとよく分かるし、少しわかったら勉強してみようって気になります。
一緒に参加されていた奈良の方も今まで来ていた場所なのに、発見がいっぱいで、物凄く楽しそうでした。
近くの森や山が案内人がいる事でまた新しく見えてきます。機会があれば多くの人に体験して欲しいです!
森は気持ちがいいです★
葉っぱ一つ一つもよく見ると、素敵なカタチをしていて可愛いのです。
素敵な森が残り増えますように★